土地の境界線は目に見えない為、境界紛争に発展することは少なくありません。このような問題を解決する為に、境界標の設置があります。しかし、境界標があるからといって安心はできません。設置した後も正しく管理することが、土地を守ることにつながります。

今と昔

土地の境界トラブルは、境界線が曖昧なことで起こります。昔と今では測量技術が異なり、昔は今のようにGPS測量機器などを使って正確な測量ができませんでした。しかし、現在でも昔の測量技術で作成した「公図」が使われています。その為、公図と実際の土地の境界が一致していないことで、境界トラブルが発生しているのです。 また、昔は木や岩、塀などを境界標の代わりにしていました。 しかし、家の建て替えなどで目印となるものがなくなり、お互いの認識のズレで境界トラブルに発展するケースが多くあります。

境界標は絶対ではない

境界標を設置する際は、永続性のあるものを設置するとよいでしょう。 しかし、境界標を設置しても時間が経つと劣化・破損したり、工事や地震でなくなったりすることがあります。他にも、人為的に抜き取られたり移動させられたりするケースもあります。このような問題が起きた際もスムーズに対処できるように、地積測量図を保管し、所有権を明確にする為に登記を行うことが大切です。 また時々、境界標に異常が無いかの確認をしてみましょう。土地は1平方メートル違うと価格に影響します。大切な財産を守る為にも、境界標を設置したら正しく管理を行いましょう。

石賀登記測量事務所では、建物の登記、土地の測量などを行なっております。GPS測量を導入し、広大な土地や街区多角点 都市基準点などが未整備の地域の測量も将来に向けて正確に行います。 石賀登記測量事務所は福岡県中間市に拠点を構えていますが、北九州市近郊を中心に業務を承っています。料金やGPS測量に関することで疑問点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。


土地の境界に係る紛争をゼロに